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特集 手術に役立つ蛍光法のすべて
III. 下部消化管
1.下部消化管手術における蛍光イメージングを用いた血流評価の実践
Indocyanine green fluorescence angiography in colorectal surgery
長谷川 寛
1
,
伊藤 雅昭
1
H. Hasegawa
1
,
M. Ito
1
1国立がん研究センター東病院大腸外科
キーワード:
ICG
,
血流評価
,
下部消化管手術
,
縫合不全
Keyword:
ICG
,
血流評価
,
下部消化管手術
,
縫合不全
pp.1250-1257
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1250
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インドシアニングリーン(ICG)を静脈内に投与し,組織中に分布したICGが発する蛍光を赤外観察カメラで可視化することで,生体内における血流を描出することが可能である.この特性を利用した蛍光イメージング(ICG蛍光法)は,下部消化管手術において再建腸管の血流を術中にリアルタイムに評価する客観的手法として注目されている.このような蛍光イメージング技術は患者の臨床転帰の改善に寄与することが期待されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2022