Japanese
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特集 縫合不全と戦う
7.下部消化管手術における縫合不全予防対策としてのインドシアニングリーン蛍光法の評価
Evaluation of intestinal blood perfusion by ICG fluorescence method for preventing anastomotic leakage in colorectal surgery
藤田 文彦
1
,
仕垣 隆浩
1
,
藤吉 健司
1
,
合志 健一
1
,
吉田 武史
1
,
赤木 由人
1
F. Fujita
1
,
T. Shigaki
1
,
K. Fujiyoshi
1
,
K. Koshi
1
,
T. Yoshida
1
,
Y. Akagi
1
1久留米大学外科
キーワード:
縫合不全
,
大腸癌
,
ICG蛍光法
,
血流評価
Keyword:
縫合不全
,
大腸癌
,
ICG蛍光法
,
血流評価
pp.746-751
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_746
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大腸手術に伴う縫合不全はもっとも重篤な合併症であり,腸管の血流不足がその要因の一つとなっているが,これに対してインドシアニングリーン(ICG)蛍光法を用いた腸管血流の評価法はその有効性が期待されている.これまでに多くの臨床研究が行われており,縫合不全に対する予防効果もいくつか報告され,特に高リスク群の抽出に期待できる.さらに腹腔鏡下体腔内腸管吻合など,そのほかの手技にも応用されるようになってきた.
© Nankodo Co., Ltd., 2022