Japanese
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特集 術前・術中イメージングの最先端
II. 各論
2.術中イメージング
-3)蛍光イメージングを用いた大腸吻合部の血流評価
Intraoperative indocyanine green fluorescence angiography in colorectal surgery
長谷川 寛
1
,
塚田 祐一郎
1
,
伊藤 雅昭
1
H. Hasegawa
1
,
Y. Tsukada
1
,
M. Ito
1
1国立がん研究センター東病院大腸外科
キーワード:
ICG
,
血流評価
,
大腸切除術
,
縫合不全
Keyword:
ICG
,
血流評価
,
大腸切除術
,
縫合不全
pp.1135-1140
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1135
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生体内の脈管情報は,インドシアニングリーン(ICG)を静脈内に投与し,組織中に分布したICGが発する蛍光を赤外観察カメラで観察することにより再現性をもって簡便に可視化されるようになった.この特性を利用した蛍光イメージング(ICG蛍光法)は,大腸外科領域において術中に再建腸管の血流をリアルタイムに評価する客観的手法として注目されている.このような蛍光イメージング技術は,大腸外科領域の術後合併症を減らす有望な手法として期待されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2018