Japanese
English
特集 炎症性腸疾患治療における外科と内科の接点
7.重症潰瘍性大腸炎に対する治療
Medical treatment for acute severe ulcerative colitis
河本 亜美
1
,
藤井 俊光
1
,
岡本 隆一
1
A. Kawamoto
1
,
T. Fujii
1
,
R. Okamoto
1
1東京医科歯科大学
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
炎症性腸疾患
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
炎症性腸疾患
pp.1054-1059
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1054
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
重症潰瘍性大腸炎(UC)は現代においてもなお生命にかかわる重要な病態である.重症例の診療においては積極的な治療介入と短期での治療効果判定,機を逃さずに外科手術を決断する慎重な管理が重要である.薬物療法の第一選択はステロイド大量静注療法であり,ステロイド抵抗例ではinfliximabやtacrolimus hydrateなどが推奨される.そのほかの新規薬剤については今後データの構築が期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2022