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特集 炎症性腸疾患治療における外科と内科の接点
8.潰瘍性大腸炎に対する手術適応と手術手技
Surgical indications and procedures for ulcerative colitis
池内 浩基
1
,
内野 基
1
H. Ikeuchi
1
,
M. Uchino
1
1兵庫医科大学炎症性腸疾患外科
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
手術適応
,
術式
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
手術適応
,
術式
pp.1060-1064
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1060
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潰瘍性大腸炎(UC)に対する内科的治療は最近10年で大きく進歩してきた.内科的治療の進歩により,UCの手術例は高齢化しており,手術適応は癌/dysplasia症例が急激に増加している.術式の選択にあたっては,手術適応,年齢,術後の生活の質(QOL)を考慮し,十分にインフォームド・コンセントを得たうえで決定しなければならない.UCに対する腹腔鏡手術の安全性はほぼ確立されているが,緊急手術については議論が必要なところである.
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