Japanese
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特集 消化器ステント術のすべて
II. 臓器別各論
1. 食道
1)悪性食道狭窄や瘻孔に対するステント留置術―手技のコツ
Use of self-expandable metallic stents for palliation of esophageal strictures and closure of esophageal fistulas:technique tips
水本 吉則
1
,
遠藤 文司
1
,
渡邊 康博
1
,
平井 達基
1
,
山﨑 由希
1
,
黄 莉媛
1
,
村田 雅樹
1
,
村井 克行
1
,
下釜 翼
1
,
中野 佳子
1
,
太田 義之
1
,
江坂 直樹
1
,
岩本 諭
1
,
宮本 心一
1
Y. Mizumoto
1
,
B. Endo
1
,
Y. Watanabe
1
,
T. Hirai
1
,
Y. Yamazaki
1
,
R. Ko
1
,
M. Murata
1
,
K. Murai
1
,
T. Shimogama
1
,
Y. Nakano
1
,
Y. Ota
1
,
N. Esaka
1
,
S. Iwamoto
1
,
S. Miyamoto
1
1京都医療センター消化器内科
キーワード:
食道狭窄
,
ステント
,
瘻孔
,
金属ステント
Keyword:
食道狭窄
,
ステント
,
瘻孔
,
金属ステント
pp.867-874
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_867
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食道ステント留置術は一般的な手技であるが,抗癌治療の普及により留置例数は激減している.しかしその反面,多種多様なステントが使用できるようになった.適切なステントを選択し留置することで生活の質(QOL)は改善する.どのような症例にどのステントが適切であるかを示すエビデンスはないが,今までの経験から大まかな方向性は示せるようになった.上部食道狭窄には上部食道用HANAROSTENTを,中部食道狭窄には長めのfully covered stentを,下部食道狭窄にはNiti-Sロングカバータイプが効果的である.本稿では,留置のコツについて概説した.
© Nankodo Co., Ltd., 2021