Japanese
English
特集 放置できない肛門部疾患の診断と治療
II. 各論
5.特発性直腸肛門痛
Idiopathic anorectal pain
高野 正太
1
S. Takano
1
1大腸肛門病センター高野病院
キーワード:
特発性直腸肛門痛
,
機能性直腸肛門痛
,
肛門挙筋症候群
,
低周波電気刺激療法
,
脊髄刺激療法
Keyword:
特発性直腸肛門痛
,
機能性直腸肛門痛
,
肛門挙筋症候群
,
低周波電気刺激療法
,
脊髄刺激療法
pp.790-795
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_790
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特発性直腸肛門痛は,検査や病理学的過程において鑑別することのできない直腸または肛門の痛みとされる.あまり目にすることのない疾患であるが,患者の生活の質(QOL)を低下させる.原因として神経因性や筋原性が唱えられているが,詳細は不明である.神経因性疼痛としての治療が効果があり,薬物療法や脛骨神経刺激療法,経肛門刺激療法などの電気治療が行われる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021