Japanese
English
症例
鼠径ヘルニア手術3年後に発症した遅発性メッシュ感染の1例
A case of late-onset mesh infection three years after inguinal hernia repair
長谷川 誠
1
,
佐藤 和弘
1
,
大﨑 慎一
1
,
工藤 真司
1
,
池田 重雄
1
,
永嶌 嘉嗣
1
M. Hasegawa
1
,
K. Sato
1
,
S. Oosaki
1
,
S. Kudou
1
,
S. Ikeda
1
,
Y. Nagashima
1
1玄々堂君津病院
キーワード:
鼠径ヘルニア
,
メッシュ感染
,
遅発性感染
Keyword:
鼠径ヘルニア
,
メッシュ感染
,
遅発性感染
pp.1016-1018
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1016
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はじめに メッシュを用いた鼠径ヘルニア根治手術は簡便であり術後疼痛が少なく,かつ再発率が低く今日では標準術式となっている.しかしメッシュの感染は重篤な術後合併症であり,ひとたび感染が発生すると治療は難渋する.メッシュの感染は術後数日~1年以内に発生することが一般的であり,数年経って発症する症例は少ない.今回われわれは,鼠径ヘルニア術後3年を経過後に発症した遅発性メッシュ感染の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021