Japanese
English
特集 新しい医療材料と器具
鼠径ヘルニア用メッシュ
Prosthesis for inguinal hernia repair
冲永 功太
1
,
福島 亮治
1
,
稲葉 毅
1
Kota OKINAGA
1
1帝京大学医学部外科
キーワード:
鼠径ヘルニア
,
メッシュ
,
tension-free法
Keyword:
鼠径ヘルニア
,
メッシュ
,
tension-free法
pp.1467-1470
発行日 2001年11月20日
Published Date 2001/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904692
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最近のヘルニア手術では,tension-freeの術式として人工膜prosthesisとしてのメッシュがしばしば用いられる傾向にあり,生体に対して固定性と親和性がよく感染に強いpolyprolene製メッシュが一般的である.このメッシュのなかでもわが国で用いられる頻度の高いPROLENE HerniaSystem(PHS)とBard PerFix plug+mesh(Plug)について解説した.両者は材質はほぼ同じであるが,PHSがunderlay meshとonlay meshの2重のメッシュによってヘルニア再発の防止を目的としているのに対して,Plug法ではヘルニア門をplugで閉鎖しonlay meshで再発を防止する術式である.またLichtenstein法によりonlay meshのみ用いられることもある.
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