Japanese
English
特集 肝癌治療の最前線
2.肝癌手術の周術期管理
Perioperative management of patients undergoing liver resection for hepatocellular carcinoma
清水 明
1
,
窪田 晃治
1
,
野竹 剛
1
,
菅谷 慎祐
1
,
細田 清孝
1
,
副島 雄二
1
A. Shimizu
1
,
K. Kubota
1
,
T. Notake
1
,
S. Sugenoya
1
,
K. Hosoda
1
,
Y. Soejima
1
1信州大学消化器・移植・小児外科
キーワード:
術後肝不全
,
難治性腹水
,
肝硬変
Keyword:
術後肝不全
,
難治性腹水
,
肝硬変
pp.1204-1208
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1204
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術後肝不全のリスクが高い門脈圧亢進症を伴う肝硬変症例や大量肝切除を要するような症例では,肝切除に際して厳重な周術期管理を要する.術中における低中心静脈圧維持と手術手技による出血制御,ならびに術中・術後における水分・電解質出納管理がそのポイントである.本稿では,特に術後肝不全発症予防の観点から,肝癌手術における周術期管理の要点を概説する.
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