Japanese
English
特集 消化器外科におけるre-do手術
I. 消化管
2.減量手術におけるrevision surgery
Revision surgery after bariatric surgery
井本 博文
1
,
内藤 剛
2
H. Imoto
1
,
T. Naitoh
2
1東北大学消化器外科
2北里大学下部消化管外科
キーワード:
減量手術
,
修正手術(revision surgery)
,
スリーブ状胃切除術
,
胃バイパス術
Keyword:
減量手術
,
修正手術(revision surgery)
,
スリーブ状胃切除術
,
胃バイパス術
pp.106-110
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_106
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病的肥満症に対する減量手術は,優れた減量および肥満関連疾患改善効果が得られる治療として本邦でも施行件数が増加している.しかしながら,さまざまな理由により再手術すなわち「revision surgery」が必要となる場合がある.特にわが国の減量手術の大部分を占めるスリーブ状胃切除術の術後には,体重・糖尿病の再増悪,胃管の狭窄・屈曲による通過障害,難治性逆流性食道炎などがその原因としてあげられる.わが国においても症例数の増加に伴い,今後revision surgeryが必要となる状況も増えてくることが想定され,施行施設においてはそれぞれの原因に対する適切なrevision surgeryを選択・施行する準備ができている必要があると考えられる.
© Nankodo Co., Ltd., 2020