Japanese
English
論述
Revision前十字靱帯再建術の検討
Revision Anterior Cruciate Ligament Reconstruction
朝比奈 信太郎
1
,
仁賀 定雄
1
,
星野 明穂
1
,
池田 浩夫
1
,
鄭 光徹
1
,
長束 裕
1
Shintaro Asahina
1
1川口工業総合病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kawaguchi Kohgyo General Hospital
キーワード:
anterior cruciate ligament
,
前十字靱帯
,
retear
,
再断裂
,
revision surgery
,
再手術
Keyword:
anterior cruciate ligament
,
前十字靱帯
,
retear
,
再断裂
,
revision surgery
,
再手術
pp.1093-1096
発行日 2000年9月25日
Published Date 2000/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903082
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抄録:当院で初回ACL再建術を行った後に,再断裂や不安定性の再燃のためにrevision ACL再建術を要した24例を対象とし,再手術に至った要因について検討するとともに,初回ACL再建術とrevision ACL再建術の臨床成績を比較検討した.対象の内訳は男性13例,女性11例で,初回手術時年齢は14~42歳(平均20歳),初回手術から再手術までの期間は4カ月~6年7カ月(平均2年8カ月)であった.revision ACL再建術に至った例は,初回手術の術式別では,一重の半腱様筋腱と薄筋腱にLADを併用したシリーズに再断裂例が多く,術後も高い活動性を維持している例が多かった.再受傷による再断裂例では,再断裂前の初回手術後の他覚的膝安定性,関節鏡視像は特に不良ではなかった.revisionACL再建術の成績は,他覚的膝不安定性の点で初回手術の成績よりやや劣っていた.
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