Japanese
English
特集 急性腹症—画像診断から初期治療まで
急性虫垂炎
Diagnosis and treatment of the acute appendicitis by ultrasonography and computed tomography
戸倉 康之
1
,
山藤 和夫
1
,
服部 裕昭
1
,
森川 康英
2
Yasuyuki TOKURA
1
1浦和市立病院外科
2浦和市立病院小児外科
キーワード:
急性虫垂炎
,
超音波検査
,
CT検査
Keyword:
急性虫垂炎
,
超音波検査
,
CT検査
pp.1153-1156
発行日 1996年9月20日
Published Date 1996/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902395
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1993年1月より1996年3月までの間に浦和市立病院外科および小児外科において入院治療した273例の急性虫垂炎患者をretrospectiveにUS, CTなどの画像診断と病理所見を対比して検討した.US検査は小児症例の80例(72.7%)に施行され,Sensitivityは90.2%,Specificityは82.6%,Accuracyは90%であった.3.8%のFalse negativeを認めたが虫垂描出率は52.5%で,虫垂炎と診断した症例の平均最大横径は8.9mmであった.一方,CT検査はUSで描出できなかった症例や病変のひろがりを見るのに有効であった.US検査は診断価値が高いが虫垂を描出するのには日頃の訓練が必要である.
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