増刊号 術前画像の読み解きガイド—的確な術式選択と解剖把握のために
Ⅲ 小腸・大腸
良性疾患
虫垂炎
塩谷 猛
1
,
渋谷 肇
1
,
小峯 修
1
,
久保田 友紀
1
,
山川 珠実
1
,
宮田 敏弥
1
,
大野 航平
1
,
南部 弘太郎
1
,
渡邉 善正
1
,
山田 太郎
1
,
渋谷 哲男
1,2
Takeshi SHIOYA
1
1さいたま市民医療センター外科
2狭山中央病院
キーワード:
急性虫垂炎
,
CT検査
,
術式選択
Keyword:
急性虫垂炎
,
CT検査
,
術式選択
pp.156-162
発行日 2022年10月22日
Published Date 2022/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213902
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急性虫垂炎は急性腹症のなかでも最も多い原因疾患である1).さらに緊急手術を要する疾患のなかで急性胆囊炎,ヘルニア嵌頓,腸閉塞,消化管穿孔などとともに頻度が高い2).外科医になって初めての腹部手術の執刀であることも多い.しかしながら,その診断には経験の多い外科医でも難渋することもあり,高度な炎症を伴う症例では手術難易度は高く,術後の合併症もまれではない.
本稿では画像診断のポイントと術式選択への考えを解説する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年10月末まで)。
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