Japanese
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特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
III. 肝胆膵領域
7. 機能温存の観点からみた門脈塞栓術とpartial TIPE ALPPS
Indication of portal vein embolization and partial TIPE ALPPS
松木 亮太
1
,
小暮 正晴
1
,
鈴木 裕
1
,
阪本 良弘
1
R. Matsuki
1
,
M. Kogure
1
,
Y. Suzuki
1
,
Y. Sakamoto
1
1杏林大学消化器・一般外科
キーワード:
残肝機能温存
,
門脈塞栓術
,
ALPPS手術
Keyword:
残肝機能温存
,
門脈塞栓術
,
ALPPS手術
pp.545-549
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_545
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悪性腫瘍に対する肝切除術は有効な治療法であり,手術技術や術後管理の向上により安全に施行できるようになってきた.しかし腫瘍条件によっては,根治性を求めるために大量肝切除術を必要とする症例も少なくなく,術後残存肝(future liver remnant:FLR)の不足から術後肝不全に陥る危険性を伴う.特に多発の肝腫瘍や肝門部領域胆管癌は,片肝切除よりも広範囲の切除を要する頻度が高く,術前の肝予備能評価とFLR不足への対策が必要となる.
© Nankodo Co., Ltd., 2019