特集 高度進行消化器癌に対する手術
Ⅲ 肝・胆・膵 3 Partial TIPE ALPPSによる二期的肝切除
宮田 明典
1
,
有田 淳一
1
,
赤松 延久
1
,
稲垣 冬樹
2
,
阪本 良弘
3
,
長谷川 潔
1
1東京大学医学部附属病院肝胆膵外科・人工臓器移植外科
2国立国際医療研究センター病院外科
3杏林大学医学部付属病院消化器・一般外科
キーワード:
partial TIPE ALPPS
,
二期的肝切除
Keyword:
partial TIPE ALPPS
,
二期的肝切除
pp.523-529
発行日 2019年3月31日
Published Date 2019/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001140
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大量肝切除による残肝容積不足は術後肝不全のリスク因子となるため,予定残肝容積を肥大させ術後の肝不全を回避する方法として幕内らが門脈塞栓術(portal vein embolization;PVE)を提唱した1)。しかし,PVE施行後,約20%の症例は肝切除までの待機期間中の腫瘍進展が主な原因で非切除となることが報告されている2)。
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