Japanese
English
特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
III. 肝胆膵領域
8. 肝門部領域胆管癌に対する縮小手術
Minimum surgery for perihilar cholangiocarcinoma
高屋敷 吏
1
,
吉富 秀幸
1
,
古川 勝規
1
,
久保木 知
1
,
高野 重紹
1
,
鈴木 大亮
1
,
酒井 望
1
,
賀川 真吾
1
,
野島 広之
1
,
三島 敬
1
,
中台 英里
1
,
大塚 将之
1
T. Takayashiki
1
,
H. Yoshitomi
1
,
K. Furukawa
1
,
S. Kuboki
1
,
S. Takano
1
,
D. Suzuki
1
,
N. Sakai
1
,
S. Kagawa
1
,
H. Nojima
1
,
K. Mishima
1
,
E. Nakadai
1
,
M. Ohtsuka
1
1千葉大学臓器制御外科学
キーワード:
肝門部領域胆管癌
,
縮小手術
,
肝実質温存手術
Keyword:
肝門部領域胆管癌
,
縮小手術
,
肝実質温存手術
pp.550-553
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_550
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肝門部領域胆管癌に対する根治的標準術式は,肝葉以上(右肝,左肝,右3区域,左3区域)肝切除+尾状葉切除+肝外胆管切除+胆管空腸吻合術である.しかし,このような大量肝切除における残肝容量不足を主因とした術後高ビリルビン血症による肝不全は,肝臓手術におけるもっとも重篤かつ致死的な合併症である1).したがって,肝門部領域胆管癌手術例においては術前の十分な肝予備能評価,残肝容量評価を行い,適切かつ必要十分な肝切除術式を立案,実行することが重要となる.
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