Japanese
English
特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
III. 肝胆膵領域
6. 肝切除において胆囊を温存する意義
What is the benefit of preserving the gall bladder in hepatectomy?
佐治 雅史
1
,
本田 五郎
1
,
岡部 寛
1
,
松本 寛
1
,
星川 真有美
1
,
砂川 秀樹
1
,
新 みゆき
1
,
山本 順司
1
M. Saji
1
,
G. Honda
1
,
H. Okabe
1
,
H. Matsumoto
1
,
M. Hoshikawa
1
,
H. Sunagawa
1
,
M. Atarashi
1
,
J. Yamamoto
1
1新東京病院消化器外科
キーワード:
胆囊摘出術後症候群
,
肝切除
,
胆囊摘出術
Keyword:
胆囊摘出術後症候群
,
肝切除
,
胆囊摘出術
pp.541-544
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_541
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炎症を伴わない症例に対する胆囊摘出術は,多くが腹腔鏡下に短時間で問題なく行われており,腹部外科領域ではもっとも多く行われている比較的難度の低い手術の一つである.また,胆囊喪失による消化器症状が問題視されることが少ないこともあり,肝切除時にはしばしば疾患を伴わない胆囊が安易に摘出される.本稿では,胆囊喪失による消化器症状について改めて整理して,肝切除時に胆囊を温存することの意義をまとめる.
© Nankodo Co., Ltd., 2019