Japanese
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特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
III. 肝胆膵領域
1. 大腸癌肝転移に対するparenchymal-sparing hepatectomy
Parenchymal-sparing hepatectomy for colorectal liver metastases
三瀬 祥弘
1
Y. Mise
1
1がん研有明病院肝・胆・膵外科
キーワード:
肝切除
,
大腸癌肝転移
,
実質温存手術
Keyword:
肝切除
,
大腸癌肝転移
,
実質温存手術
pp.517-521
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_517
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縮小手術は,機能温存や安全性向上を目的として行われることが多い.しかし大腸癌肝転移では,短期成績の向上のみならず,肝実質の温存が癌の長期成績にかかわってくる点が特徴的である.本稿では,大腸癌肝転移における実質温存肝切除[parenchymal-sparing hepatectomy(PSH)]の長期的なメリットと適応に関する留意点について,エビデンスに基づき述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2019