Japanese
English
症例
患側シャント開存にてAuchincloss法を施行した維持透析患者乳癌の1例
A case of breast cancer in hemodialysis treated underwent Auchincross operation with an internal shunt on the affected side
田中 侑哉
1
,
竹中 美貴
1
,
赤司 桃子
1
,
中川 志乃
1
,
唐 宇飛
2
,
赤木 由人
2
Y. Tanaka
1
,
M. Takenaka
1
,
M. Akashi
1
,
S. Nakagawa
1
,
U. Tou
2
,
Y. Akagi
2
1九州医療センター乳腺外科
2久留米大学外科
キーワード:
乳癌
,
Auchincloss法
,
血液透析
Keyword:
乳癌
,
Auchincloss法
,
血液透析
pp.263-268
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_263
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はじめに 日本透析医学会による2016年の集計では国内の慢性透析患者数は約32万人にのぼり,年々増加傾向にある.また併発する悪性腫瘍の治療機会も同様に増加している.血液維持透析中の乳癌患者の治療は化学療法などの薬物療法の投与や周術期管理に加え,患側上肢にシャントがある場合は腋窩郭清時に出血しやすく,シャントトラブル,術後リンパ浮腫などの問題点がある.術前に患側のシャントを閉鎖すべきかどうかについては,一定の見解が得られていない.
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