Japanese
English
臨床報告・1
肝転移巣の同時切除を施行した進行乳癌の1例
A case of advanced breast cancer with liver metastasis resected in one stage
尾浦 正二
1
,
櫻井 武雄
1
,
吉村 吾郎
1
,
玉置 剛司
1
,
梅村 定司
1
,
粉川 庸三
1
Shoji OURA
1
1和歌山県立医科大学附属紀北分院外科
キーワード:
乳癌
,
リンパ行性肝転移
,
肝切除
Keyword:
乳癌
,
リンパ行性肝転移
,
肝切除
pp.653-656
発行日 1995年5月20日
Published Date 1995/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905222
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はじめに
大腸癌肝転移の治療には,現在積極的に切除が行われる傾向にある.しかしながら乳癌の肝転移に関しては,その予後が不良であることから,手術が治療法として選択されることはきわめて稀である.
今回われわれは,肝転移を有する進行乳癌症例に対し,原発巣と転移巣の一期的切除を施行し良好な結果を得ている1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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