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私の工夫
腹腔鏡下脾臓摘出術における胎盤鉗子の有用性
Usefulness of placenta forceps during laparoscopic Splenectomy
多賀谷 信美
1
,
黒崎 哲也
1
,
畑中 正行
1
N. Tagaya
1
,
T. Kurosaki
1
,
M. Hatanaka
1
1板橋中央総合病院消化器病センター外科
キーワード:
腹腔鏡下脾臓摘出術
,
胎盤鉗子
,
臓器粉砕
Keyword:
腹腔鏡下脾臓摘出術
,
胎盤鉗子
,
臓器粉砕
pp.259-262
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_259
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腹腔鏡下脾臓摘出術1~3)に際し,遊離した脾臓を体外に摘出する場合,12 mmのポート孔を延長して取り出しているのが現状である.脾腫の場合は脾臓を粉砕し,分割して取り出しても,通常5 cmを超える小切開が必要になる.腹腔鏡下手術が求められる低侵襲性を考慮すると,できるだけ腹壁破壊を最小限にすべきであり,それが整容面の向上に寄与することになる.今回われわれは,産科で使用している胎盤鉗子を使用することで,ポート孔を延長することなく,脾臓を体外に取り出す工夫を行ったので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019