Japanese
English
特集 肥満症例に対する腹腔鏡下手術
II. 各論
1.高度肥満症例に対する内視鏡的胃内バルーン留置術
Intragastric balloon placement for morbid obesity
遠藤 裕一
1
,
太田 正之
1
,
猪股 雅史
1
Y. Endo
1
,
M. Ohta
1
,
M. Inomata
1
1大分大学
キーワード:
胃内バルーン留置術
,
高度肥満症
,
内視鏡的治療
Keyword:
胃内バルーン留置術
,
高度肥満症
,
内視鏡的治療
pp.211-214
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_211
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
内視鏡的胃内バルーン留置術は,わが国では2004年に導入・開始され,現在まで290例に施行されている.日本内視鏡下肥満・糖尿病外科研究会の第5回アンケート調査によると,平均バルーン留置期間は188日,胃部不快による1ヵ月以内の早期抜去を22例(7.6%)に認めた.平均減少体重および超過体重減少率(%EWL)はそれぞれ11 kg,38%であった.著効の目安とされる%EWL≧25%は239例中144例(60%)に達成されていた.また抜去後1年の経過観察が可能であった119例のうち,%EWL≧25%を達成できていたのは52例(44%)と比較的良好であった.
© Nankodo Co., Ltd., 2019