Japanese
English
症例
ステロイド難治性IgG4関連硬化性胆管炎による閉塞性黄疸に対し胆管十二指腸吻合術を施行しえた1例
A case of obstructive jaundice by steroid resistant IgG4-related sclerosing cholangitis treated with choledochoduodenostomy
林 桃子
1
,
宮木 陽
1
,
宮内 竜臣
1
,
岸辺 佐希
1
,
山口 健太郎
2
,
成高 義彦
2
M. Hayashi
1
,
A. Miyaki
1
,
T. Miyauchi
1
,
S. Kishibe
1
,
K. Yamaguchi
2
,
Y. Naritaka
2
1流山中央病院外科
2東京女子医科大学東医療センター外科
キーワード:
IgG4関連硬化性胆管炎
,
胆管十二指腸吻合術
Keyword:
IgG4関連硬化性胆管炎
,
胆管十二指腸吻合術
pp.883-886
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_883
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はじめに IgG4関連硬化性胆管炎は,病変局所の線維化とIgG4陽性形質細胞の浸潤を特徴とする原因不明の硬化性胆管炎であり,肝内外に胆管狭窄を呈する.臨床的には高齢男性に好発し閉塞性黄疸を発症することが多く,ステロイド治療に反応が良好である.今回われわれは,ステロイド難治性IgG4関連硬化性胆管炎による閉塞性黄疸症例に対して胆管十二指腸吻合術を施行した1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018