連載 外科医を育てる!(第15回)
京都大学肝胆膵・移植外科の取り組み
八木 真太郎
1
,
加茂 直子
1
,
田浦 康二朗
1
,
海道 利実
1
,
上本 伸二
1
S. Yagi
1
,
N. Kamo
1
,
K. Taura
1
,
T. Kaido
1
,
S. Uemoto
1
1京都大学肝胆膵・移植外科
pp.733-737
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_733
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外科,特に肝胆膵・移植外科は高度な技術と専門知識を必要とするうえに労働負荷が大きいことから希望者の減少が著しく,若手外科医育成が大きな課題である.まずは外科医となる人材の「リクルート」が重要であり,外科医となった後は「育成」,「モチベーションの維持」がポイントであるが,中堅外科医が若手にとって“輝く”ロールモデルとなれば,好循環となるはずである.若手の修練期間にモチベーションを保たせ,技術習得のため,外科医養成プログラム,そして学会発表や論文作成を通して学問的満足感も体験させることが有効である.
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