Japanese
English
症例
腹腔鏡下に切除した脾動脈神経叢に発生した神経鞘腫の1例
Laparoscopic resection of schwannoma arising from the nerve plexus around the splenic artery:report of a case
武林 里沙
1
,
長井 和之
1
,
木口 剛造
1
,
八木 真太郎
1
,
加茂 直子
1
,
田浦 康二朗
1
R. Takebayashi
1
,
K. Nagai
1
,
G. Kiguchi
1
,
S. Yagi
1
,
N. Kamo
1
,
K. Taura
1
1京都大学肝胆膵・移植外科
キーワード:
神経鞘腫
,
脾動脈
,
腹腔鏡手術
Keyword:
神経鞘腫
,
脾動脈
,
腹腔鏡手術
pp.288-292
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_288
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はじめに 神経鞘腫はSchwann細胞由来の軟部腫瘍で,頭頸部や四肢に多く発生し,後腹膜に発生することは比較的まれとされる1~5).今回,膵に接した後腹膜腫瘍について,膵由来,膵外由来の両者の可能性を考慮して手術を施行し,脾動脈周囲神経から発生した神経鞘腫瘍と術中に判断し,腫瘍のみを切除した1例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021