Japanese
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特集 腹壁瘢痕ヘルニアの予防と治療
5.自家筋膜を利用した腹壁瘢痕ヘルニア修復法
Reconstruction of abdominal wall hernia using autologous fascia graft
荻野 晶弘
1
,
大西 清
1
A. Ogino
1
,
K. Onishi
1
1東邦大学医療センター大森病院形成外科
キーワード:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
筋膜移植
,
大腿筋膜
Keyword:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
筋膜移植
,
大腿筋膜
pp.222-225
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_222
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腹壁瘢痕ヘルニアの修復では,単なる腹壁の離開としてではなく,腹壁欠損の再建に準じて治療を考える必要がある.その基本は,ヘルニア囊の処理とヘルニア門の閉鎖・補強に集約されるが,その際には強靱な筋膜や腱膜などを用いて支持組織の再建・補強を行い,縫合部に過度の緊張がかからない修復を心がけることが重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2018