特集 大腸癌バイオマーカー入門
Ⅱ.各論
大腸癌のcell free DNA
山田 岳史
1
,
高橋 吾郎
1
,
岩井 拓磨
1
,
武田 幸樹
1
,
小泉 岐博
,
進士 誠一
1
,
松田 明久
2
,
横山 康行
1
,
原 敬介
1
,
内田 英二
1
1日本医科大学消化器外科
2日本医科大学千葉北総病院外科
キーワード:
循環DNA
,
バイオマーカー
Keyword:
循環DNA
,
バイオマーカー
pp.1371-1373
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka79_1371
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循環DNA濃度やDNA integrity indexは,癌の病勢を反映すると考えられ,予後予測や術後の再発リスク判定,サーベイランスに利用できる可能性がある.10%程度の症例では原発巣がKRAS野生型でも転移巣では変異していることが知られているが,循環DNAを用いて転移巣のKRAS変異を解析することが可能であり,抗EGFR抗体の効果や耐性化の予測に利用できる.
© Nankodo Co., Ltd., 2017