特集 内視鏡下大腸手術における術中トラブル対応と開腹移行
開腹手術を要する虫垂炎
山田 岳史
1
,
松田 明久
1
,
吉田 寛
1
,
武田 幸樹
1
,
高橋 吾郎
1
,
岩井 拓磨
1
1日本医科大学消化器外科
キーワード:
虫垂炎
,
複雑性虫垂炎
,
膿瘍形成性虫垂炎
Keyword:
虫垂炎
,
複雑性虫垂炎
,
膿瘍形成性虫垂炎
pp.1575-1581
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003542
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WSES(World Society of Emergency Surgery)のガイドラインには,虫垂炎に対する腹腔鏡手術は開腹手術と比較して,術後疼痛が少なく,手術部位感染(surgical site infection;SSI)発症率が低く,入院期間が短く,仕事に復帰できるまでの期間が短く,総コストが少なく,quality of life scoreが良好であると記載されている1)。しかし,虫垂炎の重症度や併存症により開腹手術を選択すべき症例がある。
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