特集 外科手術器具の理論と使用法
Ⅴ.トロカール・開創器
肛門手術操作に用いる器具と使用法
小池 淳一
1
,
船橋 公彦
1
1東邦大学医療センター大森病院一般・消化器外科
キーワード:
開肛器
,
経肛門的操作
,
taTME
Keyword:
taTME
pp.1225-1228
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka79_1225
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
肛門疾患の外科治療に欠かせない開肛器は,良好な視野と操作性を求めて,古くからさまざまな改良が加えられ現在にいたっている.近年では下部直腸の腫瘍に対してminimally invasive transanal surgery(MITAS),inter sphincteric resection(ISR),trans-anal total mesenteric exision(taTME)などの新たな術式が登場し,肛門操作の重要性が高まるとともに開肛器の開発もすすんできた.本稿では,これまで特に肛門の良性疾患で用いられている開肛器や新たな術式とともに開発された肛門開創器について解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2017