手術手技
経肛門・経会陰・経腟アプローチを駆使した直腸癌拡大手術
野中 隆
1
,
富永 哲郎
1
,
福田 明子
1
,
澤井 照光
1
,
永安 武
1
1長崎大学病院腫瘍外科
キーワード:
直腸癌
,
taTME
,
拡大手術
Keyword:
直腸癌
,
taTME
,
拡大手術
pp.227-231
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002065
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直腸癌に対する腹腔鏡手術の有効性の検証が行われてきたが,いまだ開腹手術に対する腹腔鏡手術の非劣勢は証明できていないとする報告が多い1,2)。癌に対する腹腔鏡手術の問題点としてラーニングカーブの長さ,高い開腹移行率そして環状側切除断端(circumferential resection margin;CRM)確保の困難性が挙げられる3)。これらの問題を克服すべく新たなアプローチとして登場したロボット支援手術は,その安定した視野や操作性で神経温存に利点があると考えられるが,いまだその有用性を示せていない4)。
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