Japanese
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脊柱靱帯骨化症up-to-date Ⅴ.手術療法
1.頚椎後縦靱帯骨化症
頚椎後縦靱帯骨化症における術式選択
-――K-lineを中心とした適応と選択の実際
Surgical management of cervical ossification of posterior longitudinal ligament:indications and procedure choice informed by K-line
高橋 宏
1
,
國府田 正雄
1
,
山崎 正志
1
H. Takahashi
1
,
M. Koda
1
,
M. Yamazaki
1
1筑波大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Institute of Medicine, University of Tsukuba, Tsukuba
キーワード:
OPLL
,
K-line
,
surgical procedure
Keyword:
OPLL
,
K-line
,
surgical procedure
pp.73-77
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei89_73
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は じ め に
頚椎後縦靱帯骨化症(ossification of posterior longitudinal ligament:OPLL)は,骨化巣による脊髄前方からの圧排を主体とする病態であり,症候性となった症例に対しては手術療法が主たる治療選択肢となる1).頚椎OPLLに対する手術術式は大きく前方法と後方法に大別され,わが国においては後方法,特に椎弓形成術(laminoplasty:LAMP)が広く普及してきたが2),術式選択に際しては骨化形態や脊柱管内占拠率,矢状面アライメント,年齢や併存症などさまざまな因子を考慮する必要がある.わが国においては,脊柱靱帯骨化症の診療水準向上を目的として厚生労働科学研究費補助金による研究班が継続して活動しており,2020年度以降は体制を新たにして研究が推進されている.われわれは同研究班の事務局として多施設共同研究の運営に携わり,頚椎OPLLにおける術式選択に関して,K-lineを中心概念とした術式選択に関するエビデンスの構築をすすめてきた3~5).本稿では,K-lineの概念をふまえた頚椎OPLLに対する術式選択の実際について解説する.

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