特集 高齢者(75歳以上)の運動器変性疾患に対する治療
上肢の変性疾患に対する高齢者治療 肩関節変性疾患 75歳以上の高齢者腱板断裂に対する鏡視下腱板修復術
飯島 裕生
1
,
笹沼 秀幸
,
金谷 裕司
,
竹下 克志
1自治医科大学 整形外科
キーワード:
肩関節
,
関節可動域
,
関節鏡法
,
再発
,
疼痛測定
,
発生率
,
リハビリテーション
,
挙上(力学)
,
治療成績
,
視覚アナログ尺度
,
症状評価
,
肩腱板損傷
Keyword:
Rotator Cuff Injuries
,
Arthroscopy
,
Pain Measurement
,
Shoulder Joint
,
Recurrence
,
Rehabilitation
,
Incidence
,
Range of Motion, Articular
,
Treatment Outcome
,
Lifting
,
Symptom Assessment
,
Visual Analog Scale
pp.12-15
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2018088634
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対象は2013年~2015年の23例23肩(男8例、女15例、平均年齢77.0歳)、術後平均観察期間は15.1ヵ月であった。再断裂は9例(39%)であったが、大断裂以上では11例中8例(73%)に再断裂を認めた。再断裂群と非再断裂群のいずれも最終観察時にnumerical rating scale、前方挙上、American Shoulder and Elbow Surgeonsスコア、Constantスコアは有意に改善していたが、下垂外旋、結帯は非再断裂群のみで有意に改善した。2群間における最終観察時の比較では、下垂外旋とConstantスコアで非断裂群の改善率が有意に高かった。
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