特集 腱板断裂治療のフローチャート
多くの腱板断裂の病態は拘縮肩である
矢野 雄一郎
1
,
浜田 純一郎
1とちぎメディカルセンターしもつが スポーツ健康科
キーワード:
肩関節
,
関節鏡法
,
拘縮
,
発生率
,
理学療法
,
アルゴリズム
,
関節角度測定
,
無症候性疾患
,
肩腱板損傷
,
病態生理
Keyword:
Rotator Cuff Injuries
,
Algorithms
,
Arthroscopy
,
Contracture
,
Shoulder Joint
,
Incidence
,
Physical Therapy Modalities
,
Arthrometry, Articular
,
Asymptomatic Diseases
pp.784-789
発行日 2018年7月19日
Published Date 2018/7/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018284985
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腱板断裂の発症に関与する因子を関節外・関節内因子、腱板断裂因子に分類すると、前2因子は関節拘縮の症状と、後者の因子は断裂自体の症状と関係する。烏口上腕靱帯の肥厚が拘縮の主病変であるが、腱板断裂のため関節全体の拘縮にならない。これら3因子の有無を診察し、関節外因子であれば自己mobilizationと理学療法、関節内因子であればmanipulation、腱板断裂因子であれば手術を選択する。
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