足関節・足部疾患の最新治療
疾患各論 足部の変形・障害 リウマチ足 関節リウマチに対するフィン付き髄内釘による足関節固定術の治療経験
藤澤 純一
1
,
近藤 直樹
,
村井 丈寛
,
工藤 尚子
,
遠藤 直人
,
荒井 勝光
1新潟大学医歯学総合病院 医師キャリア支援センター
キーワード:
X線診断
,
関節固定術
,
関節リウマチ
,
骨ネイル
,
足関節
,
Parkinson病
,
歩行
,
関節痛
,
治療成績
,
歩行訓練
,
骨癒合(骨折治癒以外)
Keyword:
Ankle Joint
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Arthrodesis
,
Bone Nails
,
Gait
,
Parkinson Disease
,
Radiography
,
Treatment Outcome
,
Arthralgia
pp.78-81
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2016297870
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関節リウマチに対してフィン付き髄内釘による足関節固定術を行った5例(手術時平均年齢70歳)の治療成績について検討した。平均観察期間9.5年の結果、1)最終調査時の患側足関節の歩行時痛は、4例では認められなかったが、残りの1例はその後にParkinson病の合併・増悪によりほぼ寝たきりとなったため評価不能となった。2)最終調査時の歩行能は4例では、手術前より改善が得られた。一方、Parkinson病合併の1例は手術前より歩行能力が低下していた。3)単純X線評価では、4例は距腿・距踵関節ともに骨癒合が得られたが、Parkinson病合併の1例は距腿関節の骨癒合が得られなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016