発行日 2003年10月24日
Published Date 2003/10/24
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004069937
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標記固定術について手術方法を紹介し,治療成績を報告した.これ迄に施行した8関節中,骨癒合は麻痺性内反尖足の1関節を除く全てで得られており,いずれも良肢位で癒合していた.癒合迄に要した期間は11~16週(平均13.2週)であった.術後感染を生じた症例はなく,術前みられた疼痛は偽関節の1例も含め全例で改善した.本法の特徴として次のようなことが挙げられる.術中に正確な肢位決定の必要がないため手技が容易で,手術時間が短い.採骨による骨移植が不要.内固定材料は果部スクリュー1本で済み安価.術中透視を使用しないため被曝がない.最終的な骨癒合は短下肢装具装着中に得られ,固定肢位も患者個々に合った形で得られる
©Nankodo Co., Ltd., 2003