小児整形外科疾患 診断・治療の進歩
手術的治療の進歩 変形矯正など 成長障害による下肢短縮変形に対する骨延長術の臨床成績 創外固定装着期間と合併症発生リスクの予測に関する検討
中瀬 尚長
1
,
安井 夏生
,
北野 元裕
,
廣島 和夫
,
濱田 雅之
,
上田 孝文
,
樋口 周久
,
吉川 秀樹
1星ヶ丘厚生年金病院 整形外科
キーワード:
回帰分析
,
下肢
,
危険因子
,
欠肢症
,
骨長延長法
,
成長障害
,
足の形態異常
,
ロジスティックモデル
,
後向き研究
,
治療成績
Keyword:
Bone Lengthening
,
Foot Deformities
,
Ectromelia
,
Growth Disorders
,
Risk Factors
,
Retrospective Studies
,
Regression Analysis
,
Logistic Models
,
Treatment Outcome
,
Lower Extremity
pp.230-232
発行日 2013年10月20日
Published Date 2013/10/20
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2014039881
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
成長障害による下肢短縮変形に対し仮骨延長術を行った45例52肢について検討した。手術時年齢は平均18.9歳、男性29例、女性16例で、部位は大腿骨が24肢、脛骨が28肢であった。創外固定装着期間と合併症の発生の有無を目的変数として重回帰分析を行った結果、装着期間に関与する因子として部位、年齢、延長量が同定され、この3因子をもとに延長期間の予測式が算出された。またロジスティック回帰分析の結果、合併症発生の危険因子として手術時年齢と延長距離が同定され、オッズ比はそれぞれ1.3、2.6であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013