小児整形外科疾患 診断・治療の進歩
手術的治療の進歩 外傷 小児大腿骨骨幹部骨折に対する治療法の選択
川上 幸雄
1
1岡山済生会総合病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
偽関節
,
内固定法
,
骨板
,
骨ワイヤー
,
大腿骨骨折
,
治療成績
Keyword:
Bone Plates
,
Bone Wires
,
Femoral Fractures
,
Fracture Fixation, Internal
,
Radiography
,
Pseudarthrosis
,
Treatment Outcome
pp.203-206
発行日 2013年10月20日
Published Date 2013/10/20
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2014039876
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11歳以上の小児大腿骨骨幹部骨折4例の治療経過について検討した。全例男児で、受傷時年齢は平均12.2歳、螺旋骨折が2例、横骨折が1例、斜骨折が1例であった。螺旋骨折のうち1例はプレート固定を行い、入院期間は3週で、6週で全荷重となった。螺旋骨折で保存的治療を選択した1例は、9週で全荷重となると同時に退院した。横骨折ではプレート固定を行ったが、治療後に偽関節を生じたため、再手術を要した。斜骨折ではEnder釘に創外固定を併用したが、12週で全荷重となるまで入院加療を行った。
©Nankodo Co., Ltd., 2013