肩関節・肩甲帯部疾患 病態・診断・治療の現状 治療 保存的治療と手術的治療の現状
骨折と脱臼 肩鎖関節脱臼 肩鎖関節脱臼に対するBosworth-Neviaser変法の治療経験
佐藤 栄一
1
,
萩野 哲男
,
前川 慎吾
,
佐藤 信隆
,
安藤 隆
,
波呂 浩孝
1山梨大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
肩関節脱臼
,
肩甲骨
,
肩鎖関節
,
治療成績
,
烏口肩峰靱帯
Keyword:
Acromioclavicular Joint
,
Acromioclavicular Joint
,
Radiography
,
Shoulder Dislocation
,
Scapula
,
Treatment Outcome
pp.132-135
発行日 2010年10月25日
Published Date 2010/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2011097704
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Tossy分類grade IIIの新鮮肩鎖関節脱臼に対する手術的治療は様々な方法があり、それぞれ比較的良好な成績が報告されているが、一方で、手技の煩雑さや再脱臼、内固定材の破損なども報告されている。著者らは、これら従来法の欠点を補うことを目的としてBosworth-Neviaser変法を開発・施行し、良好な成績が得られているので手術手技を中心に報告した。本法の利点は、Bosworth変法を施行することにより完全な整復位の状態で烏口鎖骨靱帯の縫合ができ、さらにNeviaser変法が行えることである。また、Kirschner鋼線を使用せずにスクリューを使用するので皮膚への刺激症状がない。
©Nankodo Co., Ltd., 2010