上肢の外科 最近の進歩
肘関節疾患の治療 離断性骨軟骨炎に対する軟骨移植術の現状 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する肋骨肋軟骨移植術
西中 直也
1
,
三原 研一
,
筒井 廣明
1昭和大学藤が丘病院 整形外科
キーワード:
関節可動域
,
骨軟骨炎-離断性
,
上腕骨
,
スポーツ障害
,
肘関節
,
軟骨
,
肋骨
,
治療成績
,
野球
,
骨軟骨移植
Keyword:
Baseball
,
Cartilage
,
Athletic Injuries
,
Elbow Joint
,
Humerus
,
Osteochondritis Dissecans
,
Ribs
,
Range of Motion, Articular
,
Treatment Outcome
pp.108-112
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2009019959
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当院では、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎例のうち病期が分離後期以降の症例で遊離骨軟骨片の不安定性が強い患者に対して肋骨肋軟骨移植術を行っている。その手術方法、後療法について紹介し、治療成績を報告した。これまでに本手術を施行した7例(いずれも少年野球選手)の治療成績は、JOAスポーツスコアが術前平均52.3点から術後93.5点に改善し、全例野球に復帰でき、復帰までの期間は5~6ヵ月(平均5.5ヵ月)であった。
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