脊椎疾患における鑑別診断と治療法選択の根拠
鑑別診断とその根拠 頸椎 頸椎症手術後のC5麻痺 神経根性か脊髄性か 頸部脊柱管拡大術後のC5麻痺の発生機序の考察
宮崎 潔
1
,
植田 百合人
,
吉川 隆章
,
小泉 宗久
,
高倉 義典
1奈良県立医科大学 整形外科
キーワード:
MRI
,
術後合併症
,
術後期
,
鑑別診断
,
後縦靱帯骨化症
,
頸椎症性脊髄症
,
椎弓形成術
,
脊髄麻痺
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Postoperative Complications
,
Postoperative Period
,
Ossification of Posterior Longitudinal Ligament
,
Laminoplasty
pp.23-28
発行日 2006年10月10日
Published Date 2006/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2007024923
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頸部脊柱管拡大術後8ヵ月を経過して右C5神経根の単根障害を発症した症例を経験した。患者は66歳の男性、突然の右上肢への放散痛と全身の発熱を生じたのちに発症し、発症後6週間で突然筋力の改善を認めた。発症機序に脱髄性末梢神経障害が深く関与していると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2006