発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2006184921
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肘部管症候群の重症例に対して術前の電気診断と術後成績を比較・検討し,機能再建術の必要性を予測しうるか検討した.肘部管症候群の手術症例で,術後1年以上経過観察できた54例56肢を対象とした.術後成績は,優7肢,良28肢,可20肢,不可1肢であった.術前の臨床的病期からみると,IV期はV期と比べてよい成績であった.成績優はすべて遅延区間が4cm以下で,遅延区間が6cm以上,伝導ブロックの症例には良の成績が多く,導出不能例には可・不可の成績が多かった.術式間に良好な成績の比率の有意差はなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2006