発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2006184918
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肘部管症候群の治療方法には,内側側副靱帯付着部を温存する内上顆斜め骨切除によるKing変法を行っている.今回,手術手技と治療成績について報告した.41例42肘のうち,経過観察した32例33肘を対象とした.原因疾患は変形性関節症20肘,ガングリオン3肘,滑車上肘筋2肘,外顎骨折偽関節2肘,その他6肘であった.合併症は糖尿病2例,閉塞性動脈硬化症2例,脳梗塞1例,末端肥大症1例,頸髄症1例であった.術後評価では優16肘,良10肘,可6肘,不可1肘であった.神経伝導速度検査では,可のSCVが平均3.3m/秒と低下した
©Nankodo Co., Ltd., 2006