発行日 2004年4月25日
Published Date 2004/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004208742
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術前MRI及び術中超音波診断を行った後方除圧施行例22例を対象に,後方除圧の適応と限界の目安としての除圧範囲骨化後彎角の有用性について検討を行った.対象は,後方除圧後に脊髄と胸椎OPLLの間にecho free spaceを認めた(脊髄除圧可群)13例と認めない(脊髄除圧不可群)9例に分けられた.追加術式は,後側方からの胸椎OPLL切除に後方固定術を5例に,前方除圧固定を3例に,インストゥルメンテーション併用の後方固定術単独を8例であった.除圧範囲の骨化後彎角は,脊髄除圧不可群では全例23°以上に対して,脊髄除圧可群は全例23°以下と有意差がみられ,後方最大突出部OPLLの占拠率も,脊髄除圧不可群の方が有意に高かった
©Nankodo Co., Ltd., 2004