発行日 2004年4月25日
Published Date 2004/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004208738
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手術を施行した胸椎靱帯骨化症20例を対象に,病態及び治療法について検討を行った.対象は靱帯骨化別に,後縦靱帯骨化症(OPLL)1例,黄色靱帯骨化症(OLF)13例,OPLLとOLFの合併6例に分類され,全例に後方除圧術を施行し,術後の症状悪化を4例に認めた.術後のJOAスコアに有意な改善はみられず,改善率は平均34.7%であった.頸椎及び腰椎手術を含む複数回の手術を施行した症例は6例で,内4例は術後の改善が得られず,他部位で圧迫が認められ手術となった.また,神経症状やMRIの輝度変化が強い症例は3例で,全例がOLF単独例であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004