発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005037773
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腰椎後縦靱帯骨化症(OPLL)の2例を経験した.症例1(23歳男).左下肢外側の疼痛が出現し,保存的治療を行っていた.誘因なく疼痛が増強したため,入院となった.精査により,L3/L4のOPLLとL4/L5の椎間板ヘルニアの合併例で,主症状である左下肢痛は神経学的所見と画像所見よりL4/L5のヘルニアによる神経根症状と診断し,手術を施行した.術後左下肢痛は消失し,運動知覚障害も改善した.症例2(37歳男).とくに誘因なく両下肢痛が出現し,次第に増悪した.精査によりL1/L2,L2/L3のOPLLと診断し,手術を施行した.後症状は消失し,JOAスコアは23点に改善した
©Nankodo Co., Ltd., 2004