発行日 2004年4月25日
Published Date 2004/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004208708
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頸椎後縦靱帯骨化症(OPLL)による脊髄麻痺にて手術を行った52例を対象に,OPLLの骨化傾向と患者背景及び糖代謝関連因子の関係について検討を行った.その結果,OPLLの骨化傾向(OPLL extent)は手術時年齢と負の相関,肥満度とは正の相関を認め,肥満度は手術時年齢と負の相関を認めた.更に,OPLL extentは空腹時インスリン値及びインスリン反応性インデックスと有意な相関を認めた.耐糖能別に分類した正常型,境界型,糖尿病型の3群では,糖尿病型は他の2群に比べて,OPLL extent及びインスリン反応性インデックスが有意に低かった
©Nankodo Co., Ltd., 2004