発行日 2003年3月20日
Published Date 2003/3/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.2003205499
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骨髄移植患者の差し入れとして調理過程が不明なものや,製造元より一般細菌数の残存が報告されている市販食品は制限しているが,これらの食品の衛生状態を知り電子レンジ加熱処理を行うことで,骨髄移植を受ける患者の差し入れとして提供が可能になるのではないかと考えた.市販食品の細菌学的検査を行い室温保存可能な菓子類はそのま迄,調理済み食品は電子レンジ加熱処理を行うことで,骨髄移植を受ける患者の差し入れとして安全に提供できるか否かを検討した.細菌学的検査の結果より室温保存の可能な菓子類は,非加熱で差し入れとして安全に提供できた.室温が管理されている店舗内で販売されるパン,更に20℃以下での冷蔵保存施設をもつ店にあるおにぎり・一品皿食品は,電子レンジ加熱処理することで骨髄移植患者への差し入れとして安全に提供できた
©Nankodo Co., Ltd., 2003