症例
レアハンバーグ提供店での食事摂取歴のある侵襲性リステリア感染症の2例
川野邊 宥
1
,
荘司 貴代
,
金沢 貴保
,
関根 裕司
1静岡県立こども病院 総合診療科
キーワード:
Gentamicins
,
リステリア症
,
細菌遺伝子
,
肝臓移植
,
MRI
,
食中毒
,
食肉
,
食品微生物学
,
髄膜炎-リステリア
,
胆道閉鎖症
,
Sultamicillin
,
リアルタイムPCR法
Keyword:
Biliary Atresia
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Listeriosis
,
Meningitis, Listeria
,
Meat
,
Food Microbiology
,
Foodborne Diseases
,
Gentamicins
,
Genes, Bacterial
,
Liver Transplantation
,
Real-Time Polymerase Chain Reaction
,
Sultamicillin
pp.1323-1328
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021355512
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例1(2歳男児)。発熱と経口摂取不良を主訴に、前医にてCTXの投与を受けるも改善しなかった。また、経過中に四肢ミオクローヌスが出現し、頭部MRIで急性散在性脳脊髄炎を疑われ、当院へ入院となった。症例2(15歳女児)。発熱、腹痛、頭痛を主訴に当院へ入院となった。両症例ともレアハンバーグ提供店での食事摂取歴があり、その後の検査で侵襲性リステリア感染症と診断された。症例1はリステリア髄膜炎、Wenckebach型の房室ブロックを呈したが、抗菌薬ABPC、GMの投与により症状は改善した。一方、症例2はABPC/SBTの投与で改善した。
Copyright© 2021 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.