プライマリケア医もできる! 関節リウマチ診療 プライマリケア医もできる関節リウマチ診断
どうやって疾患活動性をモニタリングする?
横川 直人
1
1東京都立多摩総合医療センター リウマチ膠原病科
キーワード:
Acute-Phase Proteins
,
質問紙法
,
関節リウマチ
,
生体機能モニタリング
,
疼痛測定
,
病歴聴取
,
視覚アナログ尺度
Keyword:
Acute-Phase Proteins
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Medical History Taking
,
Pain Measurement
,
Monitoring, Physiologic
,
Surveys and Questionnaires
,
Visual Analog Scale
pp.1127-1134
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016214740
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treating RA to target(T2T)の基本は,疾患活動性指標を定期的(1~3ヵ月ごと)に評価し,目標が達成されていない場合に治療の見直しを行うことで,アウトカムの改善が証明されている.ACRコアセットに含まれる7つの項目((1)腫脹関節数,(2)圧痛関節数,(3)患者全般評価,(4)医師全般評価,(5)急性期反応物質,(6)疼痛評価,(7)身体機能評価)が疾患活動性指標を構成する.疾患活動性指標の代表はDAS28である.最近は検査値が不要であるCDAIやRAPID3の使用頻度が増加している.すべての患者で毎回最低限の情報があるほうが,一部の患者でときどき100%の情報があるより望ましい.
©Nankodo Co., Ltd., 2016